妊娠7週目の検診が終わり、次の検診は10週目で大丈夫だと言われ安心しきっていました。
はづきさんは喫煙歴も無いし体重管理もしっかり出来ているね、と医師に太鼓判を押され上機嫌。
つわりが早く終わってくれないかな、名前の候補は◯◯かな、などと呑気に考えていました。
当時の私の職業はバリバリの営業職。コロナ禍だったこともあり風邪を引いて登園出来ない一歳半の長男を抱えては仕事に精を出していました。
営業のノルマ地獄。イヤイヤ期で朝から晩まで拒否•拒絶•号泣の長男の育児で、つわりで吐こうが目眩がしようが横になることも出来ない。永遠に終わらない家事。実母とも意見が対立し険悪に。頼りたい夫は夜勤だった為、話し合う時間を持つ事さえ難しく、次第に私はこう考えるようになりました。
「もうどこかに消えてしまいたい」
実際に何か危うい行動に移す訳では無かったのですが、何もかもに疲れ果て、現実逃避する事でしか自己を保てなかったのだと思います。
毎朝、目が覚めているのに布団から起き上がることができない、これから始まる一日を受け入れたくない。
そんな中、妊娠9週目に入りなぜかつわりがフッと軽くなったのです。
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